(590)アルフレッド・同じからず、ふたたび | |
秘書役アルフレッド― 溜っていた中に、フィリピンの魔女さんからのメールがありました。 フィリピンの魔女― いつも満載の情報、ありがとうございます。 コロナウイルス禍にあって、ますます貴重です。 第820号には、花の開花便りが載っていて、むらきさんのお宅や周囲の花盛りの様子を想像しました。 素晴らしいですね。 特に花だいこんの記述には驚きました。 私もいつのまにか消えてしまった花だいこんを戻したくて、咲いてるのを見ると種を採取してきたりしていました。 でも、今のところ成果なしです。 でも、むらきさんのところの様子を伺い、今年も諦めずに頑張ってみようと思いました。 本当にありがとうございます。 アルフレッド― 花の盛りが過ぎた花大根がジャングル化してきました。 女将― 写真を探してみたら、この前の花大根の当たり年は2007年だった。 種がどんぶり一杯くらい採れたんで、500粒くらいずつポチ袋に入れたら30個か40個もできた。 門の前に「どうぞお持ちください」って出したっけ。(※1) アルフレッド― 今年の種は、バケツ一杯くらいになるかもしれませんね。 アブラナ科ですから、絞って油を採りますか? 三太― おかあ、図書館のジロに、ナタネ油の搾り方を問合せた。 ジロが『江戸のあかり』(※2)って絵本を教えてくれた。 18世紀の大阪辺りの菜の花畑の絵がきれいだ、ってページをめくったおかあ、 <油しぼり>のページでたくさんの人が褌一本の裸で働いてるのみて、震え上がった、 自分にゃとってもできない、って。 アルフレッド― 投稿「年々歳歳 花同じからず」(※3)をいただきました。 花の咲き方は、キンランも桜も年々早くなってる、3月の平均気温が高くなっているせいではないか、と指摘されています。 45年間の気温変化と桜の開花日を重ねて作られたグラフは納得の労作です。 女将さんが「同じからず」(※4)って言ったのは「金魚も花も、人も犬も」でしたが、樹木の伝染病「ナラ枯れ」の怖〜いお話です。 ※1 (70)三太紫金草 |
(589 )アルフレッド・お役立ち論議 | |
アルフレッド― 女将さん、メールや郵便がいっぱい溜ってますよ、 あ、シンポジウムの報告原稿まとめにアタマいっぱいで、読む余裕がないんですね。 僕が代って読みましょう、たまには秘書役も必要です。 「猫のコマル君のおふくろさん」からのメールにある「モモ」って誰です? 三太― ああ、猫のコマル君の先住猫だ。 コマル君にとっては、とーってもおっかない天敵「モモコおばさん」だ。(※1) 猫のコマル君のおふくろさん― 4月8日の朝日新聞デジタルに、3・11の際、東北大動物実験施設で実験動物たちを守ろうと苦労した話があった。 実験中の動物には、感染症の病原体が注入されていたり、遺伝子組み換えのものがいたり、さまざまな処置が施されているので、災害時に施設外に逃げ出したら大変なことになる。 幸いケージに破損はなく、「逸走」したものはなかったが、手術台の上で犬が1匹死んでいた。手術中だった医師は爆発を防ぐため酸素ボンベのスイッチを切るだけが精いっぱいだったのだ。 他に犠牲になった動物がいなくてほっとしたものの、電気やガスが止まって室温が保てなかったり、衛生上の問題や飼料不足などから、数を減らす必要に迫られ、安楽死させざるを得なかったもの、 例えばマウス24441匹のうち7121匹などの数字が記載されていた。 飼育されていた動物と処分された数のリストが出ていたが、このリストの中にネコがいなかったのだ! ニュースで、食肉用動物の輸送にはなるべく苦痛を伴わないようにする法令ができたと報じられたり、ドキュメンタリーで軍馬や軍用犬の映像を観るたびに、 傍らのモモに「お前は猫でよかったねえ、役に立たなくて」と言っていたのだが、猫は実験にすら使われないんだ!と嬉しくなった。 昔はネズミなどを捕って大いに役に立っていたが、モモときたらゴキブリと鉢合わせして逃げ出すんだから。 何の役にも立たないのに威張った顔をして飼い主を顎で使っているんだからエライ。 お仕えする価値があったのだと確信しました。 (もしかしたら東北大にたまたまいなかっただけかもしれません。その節にはお許しを。) 三太― レトリバーのテラさんはセラピードッグとして働いた。(※2) おら、むらき家に来たその日からず〜っと、アニマルセラピストを勤めてる。(※3)ひとはおらを見て「寝てばかりいる犬」(※4)とかいうけど、寝てる間も気が抜けない過酷な仕事だ。 アルフレッド― 僕は、むらき家にステイしてますが、女将さんにご飯作りも洗濯も散歩の付添も、世話をかけたことありません。 三太君のように鬼ごっこの鬼(※5)をさせることもありません。 つまり、女将さんは、僕の役に立つ仕事はしていません。 アルフレッドに言われてむくれた女将― 役に立とうが立つまいが、生きてることに価値がある! ※1 モモコおばさんのプロフィールは「19.おいら、こまる ももこおばさんの逆鱗に触れる」 |
(588)アルフレッド・設計と現実 | |
アルフレッド― 今年の庭はいろいろな花が次々に咲いて、見事です。 女将さんと三太君の協働15年の成果ですね。 三太― 花大根がいーっぱい咲いて、枝葉が盛大に繁ってきたんで、おら、通り抜けらんねい。 この春は、三太窪(※1)を作らないで、部屋の中から鑑賞することにしてる。 女将― 花大根は当たり年なんだと思う。うちだけでなく三太との散歩圏、緑地にも、アパートの塀ぎわにもいっぱい咲いてる(※2)。 前にこんなに咲いてるのを見たのは12年か13年前。 以来、うちの庭を花大根いっぱいにしたいと思って、土つくり、種播き、してきたけど、 なかなか育たなかった。 この冬(2020年末)には特に種も播かなかった、のに、こんなに盛大に咲いてくれて。 植物っていうか、自然は思うようにはいかない。 アルフレッド― 去年の秋、女将さんが「清水の舞台から飛び降り」る気分でどっさり、球根100個入りの箱を2箱、つまり200個も買い込んだのが、しっかり育ってます(※3)。 フリージア、ヒヤシンス、一重咲きチューリップ、覆色チューリップ、原種系チューリップ、百合咲きチューリップ、枝咲きチューリップ、フリンジ咲きチューリップ、八重咲きチューリップ、ラナンキュラス。 「3月開花」から「4月下旬開花」までとありますが、3月1日から咲き始めて、4月上旬に真っ盛りですね。 三太― 箱書きに、ちゃあんと書いてある。 「植え付け地域や気温により開花時期が異なることがあります。」 自然はヒトの設計通りにはならない、ってこった。 ※1 三太が木の根元をちょっと踏み固めて座り込むのを「三太窪」と呼んでいます。 |
(587)アルフレッド・不老不死とは | |
アルフレッド― お客さんです、サイト「むらき数子の情報ふぁいる」http://murakifile.noor.jp/ から入って「おらあ三太だ!」を訪ねてきてくれたんだそうです。 三太― お客さんが言った―「むらきさんとアルフレッドさんの、ご夫婦の会話が面白くて」 おかあ、キョトンとしてる。 誰と誰が夫婦だって? アルフレッドー 僕もビックリです。 むらき家にステイしてもうじき満7年ですが、女将さんとは「友だち」です。(※1) 女将(=おかあ)― そう、「お友だちでいましょう」って言うのは、若い頃、告白に対するお断りの言葉だった。「ごめんなさい」って言うようになったのはいつ頃からかな・・・ いずれにしても、若い頃には異性と「友だちでいる」って難しいことだけど・・・ アルフレッド― 僕も、独身主義でもないですが、1852年生まれですからね、169歳、色恋抜きの「友だち」がいいです。 三太― 日本には浦島太郎とか八百比丘尼とかの、長寿のお話がある。 チェコでは、カレル・チャペックさんが『マクロプロスの秘密』(※2)を書いた。 マクロプロスは16歳のとき不老不死の薬を飲んだ。 美貌・美声で、どこへ行ってももてはやされて生計は立てられる。 けど、いつまでも変わらないことに、周囲が不思議がり、恐れるようになり、化け物だとか魔女だとかって、差別・迫害するようになる。 殺される前に、全く未知の土地へ移って、全くゼロからやり直さなければならない。 300年も若さを保って生き続ける、不老不死ってことは容易じゃないんだ。 カレル・チャペックさんは、自身の病気と闘いながら、いっぽうでは不老不死を問い、いっぽうでは『白い病気』を書いて、 「スパニッシュ・インフルエンザ」(俗にいう「スペイン風邪」※3)後のヨーロッパで台頭しチェコに迫りくるナチスの脅威に、 パンデミック「白死病」の中の民衆を問いかけた。 おかあ― 『白い病気/マクロプロスの秘密』を訳した栗栖茜さんは、お医者さん。 前に、『がんで死ぬのも悪くはないかも』(※4)をいただいて、がん患者の一人としていささかの感想を差上げたことがある。 あれから十年余り、もう一度、読んでみよう。
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(586)アルフレッド・歩調 | |
おかあ― こないだ、蛙が居ない、って書いたら、次の朝、居た! 池の中じゃなくって、池のふち、ハイカン椿の枝の下に坐ってた。 蛙=泳ぐ=水の中、っていう既成観念にとらわれて、水中ばっかり見てたけど、前の日にも池のふちに居たのかも。(※1) 紫神社の狛犬のこと書いたら(※2)、3月20日夕方、リアルで「地震がきます」って。 宮城県沖でM6.9、紫神社のある気仙沼市は震度5弱、津波注意報も出た。 東北地方のみなさまに、お見舞い申し上げます。 アルフレッド− 「愛犬に 歩調合せて 朝と夕」って、女将さんが詠んだ俳句ですか?(※3) 女将― 俳句と同じようだけど、川柳。 川柳は詠むとは言わない、吐く、って言うんだって、ヤセガエルさんから教わった(※4)。 「愛犬に 歩調合せて 朝と夕」を吐いたのは私じゃなくて、88歳の駱童さん。 逢ったことないけど、おじいさんと老犬が歩いてる様子が目に浮かぶ。 アルフレッド− 女将さんと三太くん、そのものだと思いますよ。 女将(=おかあ)― 私が吐くなら 「愛犬と 歩調合せて 十六年」 愛犬家の読者さんは、ご自分の「○○年」に吐き替えてください。 川柳人・乱鬼龍さんから、こないだ、『救援川柳句集』をいただいた。(※5) 薄く長〜いおつきあい、ヤセガエルさんの師匠なのかな。 コロナでこもってるもんで、しばらく、乱鬼龍さんのムシロ旗を見てない。 乱鬼龍さんがゲストの「あるくラジオ」で久しぶりに会った気分になった。 ※1 (585)アルフレッド・「同じからず」(第817号 2021.3.15) |
(585)アルフレッド・「同じからず」 | |
アルフレッド― 女将さん、いつまで池をのぞき込んでるんです? 女将(=おかあ)― 水面が動いたんでね、蛙かなと思ってのぞいたんだけど、居ない。 でも、何か居そうな気がするんで、動くのを待ってる。 あ! 動いた! 黒い金魚! アルフレッド− 金魚が泳ぐのが、そんなに大事件なんですか? 女将― だって、黒い金魚なんて、買った覚えも貰った覚えもない、この池に入れた覚えもない。 なのに、現に、赤い金魚と並んで黒い金魚が泳いでる! 去年の今ごろ、たった一回、チラッと見たのは目の錯覚かと思ってた。 現実だったんだ。 三太― 蛙もモグラも、陸上ないし地中を移動してうちに来られる。(※1) 水中しか移動できない金魚が、いつ、どうやって、来たのか? 謎だ。 ひょっとして、赤い金魚の一匹がうちの池に入れられてから変身したんだろか・・・ アルフレッド− 女将さん、うちの前を通った人が「紫と白が、見事ですね」って言ってくれましたね。 女将― そう、今年は花大根「紫金草」(※2)が盛大に咲いてくれた、今春のスター。 雪柳も、16年間に植え替え株分けしてきた中で、2014年に株分けしたうちの一株がみごとに咲いてくれた。 その時の一株を貰ってくれた方からも、「すごく大きくなって、よく咲いた」と言われた。 毎年、同じ時期に同じように世話しても、同じ種類が同じように咲くわけじゃぁない。 スターになる草木は毎年入れ替わる。 紫といえば、気仙沼市の紫会館避難所(※3)。紫神社の狛犬はあまり変わらないけど、南町は激変の10年間だった。 昔のひとは「年年歳歳花相似たり、歳歳年々人同じからず」って言った。 現実は、金魚も花も、人も犬も、み〜んな、【歳歳年々同じからず】。
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(584)アルフレッド・春節 | |
アルフレッド― 春節というのは、旧正月のことなんですね。中国では「民族大移動」のシーズンだそうです。 今年はコロナ禍で、中国では政府が「就地過年(その場で年越し)」って「新しい生活様式」を奨励してました。(※1) MTさんが、年末年始を日本国内で過ごしたのは、中国の「新しい生活様式」だったんですね。 おかあ― 日本でも、毎年、お盆と年末年始の新聞に「民族大移動」って見出しが載ってた頃があった。 家庭面の投書欄には、配偶者の実家(=婚家)への帰省で「嫁つとめ」を強いられる女性、実家として配偶者のきょうだいとその家族たちを接待する「長男の嫁」の不満・苦しみ・怒りの声が繰り返されていた。 この頃、そういうテーマをあまり見なくなったと思ったら、『82年生まれ、キム・ジヨン』に、そっくりの場面が描かれていた。(※2) 国が違い、民族が違っても、「実家と婚家」という二つの人間集団の間でしわ寄せを受けるのは「嫁」なのかなぁ・・・。 成田和子さんからメール― こんにちは、ご無沙汰しています。 コロナ禍で活動も鈍りがちですが、むらきさんはどうしておいでですか? 私の食改善の本が発売されました。 成田和子著『食こそ最高の薬になる』、飛鳥新社、2021.2.22発売。 長年、病人への食のアドバイスをして、ほんとうに『食は薬になる』と実感しています。 出版のエピソードをHPに載せました。どうぞのぞいて見てください。 食こそ最高の薬になる | ゆうわ生活 (from.tv) 気候変動、正体知れずのウイルスなど、体に負担がかかるばかりですね。 ほんとうに「食は薬」です、体だけでなく心まで元気にしてくれますから。 どうかこの本がお役に立って、むらきさんの人生が豊かに躍動しますように (⌒∇⌒)♪ 三太― おら、日本犬って言われてる、まだ国境をまたぐ移動をしたことがない。 アルフレッドは、イギリスから国境をまたいで移動してきたんだ。 MTさんも成田さんも、軽々と国境をまたいで移動、活躍してきた。 おかあ(=女将)― 私は長年、日本の首都圏にジイ〜ッと動かずに居て、海外行った人たちが国境をまたいで持ち帰った土産話や写真などを、チャッカリといただいてきた。 名付けて「アリ地獄方式」。 アリ地獄が自分で国境をまたぐのは容易じゃないのでね。 あ、アルフレッドも、三太も、縁の下のサラサラ乾いた地面にすり鉢状にくぼんでる「アリジゴク」(※3)って見たことないのか・・ ※1 「17億人が移動?春節の中国、「帰省自粛」呼びかけても」『朝日新聞』2021年2月16日
7時30分 |
(583)アルフレッド・旧正月の年賀状 | |
アルフレッド― 2月半ばになってから、年賀状をくれる人がいるんですね。 女将(=おかあ)― そう、超国際派のMTさん。 もう何十年も、年末年始の1ヶ月くらいは日本に居たことがない。お正月をアジアのいろんな国々で過ごして日本に帰ってきてから年賀状を書くと、ちょうど旧正月の頃になるんだって。 アジア各国の知り合いに出すのにも、旧正月ということでいいみたい。 そのMTさんも、今年は予定していたインド行きを諦めて逼塞していた。 ガースーの「GO TOトラベル」(※1)も、よその国の観光産業に補助金を出すわけじゃないし・・・。 猫のウメちゃんのおかーさんからメール− 今年初めてなので「本年もよろしくお願いいたします」です。 昨年11月に私転倒して右手首を骨折してしまいました。不便!の極み。 血液サラサラの薬を服用しているため手術をしないで保存療法を選択しましたのでギプス生活2か月と5日、 今週やっとギプスが外れパソコンを打てるようになりましたのでごあいさつです。 寒さとコロナ禍、みなさんどうぞご自愛くださいね。と言いたくて。 三太君に 時々「もう嫌だ!」って感じで立ち止まっているワンちゃんを目撃しますけど哲学していた(※2)とは知らなかったです。 むか〜し、夜の早い時間に車を運転して自宅に帰る途中、50メートル程前方の地面に近い所に光る玉2つ。 それがワンちゃんの目だって気づいたので避け事なきを得ましたが、あの時気付かなかったらと思うと今でも心臓がドキドキします。 それとなんで車道側にワンちゃんを歩かせたのか? 飼い主に言いたい。 で、三太君光る首輪を買って貰って良かったねぇ。ワンちゃんみんなが付けると良いよね。 哲学は場所を選んでしようね。 おかあ− 犬の飼い主の一人として、「なんで車道側に犬を歩かせたのか?」という命題について、哲学してみました。 図に描いてみたので、見てください。(→添付図) 単純に、私=飼い主が歩道と車道を分ける白線(区画線と言うそうです)の上を歩いているとします。 原則として、また理想的には、図の中央のように、犬は引っ張られなくても飼い主の体のそばを歩く、べきです。40?の幅に収まります。 現実には、犬が突然飛び出す――他の犬に興奮したり――リードを引っ張って犬が踏んばると、一瞬にして1mふくらむ。ドライバーにとって悪夢! で、現実に私は、ぎりぎりの幅の道路でクルマと行き会うときは、私が道路の端っこに身を寄せて、三太を引っ張って抱き寄せて、人と犬の合計で30?くらいの幅になります。 つまり、私が歩道側にいる(=犬が車道側にいる)ほうが、歩道側に引っ張りやすい、のです。 分かってもらえたかなア… 本日の哲学: ヒトの子を連れ歩くときの原則―「手を握って、歩道側を歩かせる」 ヒトの子と犬との違い― 瞬発力。
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(582)アルフレッド・小豆粥2杯目 | |
71歳・八重さん− 「おとっつあん、お粥ができたわよ」(※1)って、「シャボン玉ホリディ」でザ・ピーナツとハナ・肇が演じていたコントですよね? 洋楽とお笑いありのオシャレな番組で大好きでした。日曜日の夜、毎度楽しみに見ていましたよ。 三太くん、私は、1月15日は「ぜんざい」を食べましたよ。 茹でた小豆は半分冷凍してあるので、旧暦一月十五日の2月26日に「小豆粥」にして食べることにします。 おかーさん、11月に急な寒さのために腹痛でひどく苦しまれた(※2)とのことですが、寒さに慣れてきましたか? 私の場合は「足が冷たいなー」に対処しないと腸が過活動をはじめて腹痛→下痢が数日続いてしまいます。 熱はないのですが身体をあたためる策としてただ「重ね着」です。 まぁまぁ着込みます。 靴下3足、タイツ、裏起毛のあったかズボン、厚手のロングスカート。首にネッカチーフ、あったか下着、セーター、ダウンジャケットと…… 夜もそのまま布団に潜り込むという、信じられないくらいの着ぶくれとホッカイロと湯たんぽ。という有様です。 若い頃にショートスティの利用者のお手伝いをしたことがありました。入浴時の着替えのとき、女性利用者が何枚も着込んでいるのにビックリ! 脱ぎ着が大変だろうに思っていたのですが、今ではその理由に納得です。 ご自愛ください。 おかあ− 私も、若い頃から思えば、2枚くらい増えてる・・・。 アルフレッド− 八重さんに、うちの庭に咲いた八重椿を捧げます! ※1 (580)アルフレッド・小豆 ※2 (575)アルフレッド・自衛その2 |
(581)アルフレッド・もぐら打ち | |
With(ウイズ)コロナ 三太の庭に もぐら塚 巨大モグラに 逐われ来たるか アルフレッドー ほう、女将さん、歌を詠むんですか。 三太― この冬、もぐら塚がいままでになく、たくさん出現してる。 おかあが、15年来、せっせと落ち葉を埋めてきた腐葉土いっぱいの庭だから、ミミズがたくさんいる、今までモグラがいなかったほうが不思議なくらいだ。 おかあ− 「もぐら」って調べて見たら、「もぐら打ち」が、小正月(こしょうがつ)の季語になってた。 つまり、小正月=正月十五日の年中行事で、「小豆粥」は全国的、九州では「もぐら打ち」もおこなわれてる、んだって。(※1) モグラは、田畑を荒らす害獣だとして追いはらうわけ。 うちの庭からも追いはらったほうがいいのかな? で、図書館のジロちゃんに手伝ってもらって、モグラに関する本を20冊くらい読んでみた。(※2) もぐらがセミの子と仲良くカボチャやサツマイモを食べる、っていう絵本があるけど、実際のモグラは肉食性。 モグラが田畑に掘るトンネルが作物の種を浮き上がらせたり根曲がりを起こす、その結果として、空からは鳥が来るしトンネル利用してネズミが来て作物を荒らす・・・ 田の底土や畔・土手に掘ったトンネルから水が洩れる・・・ということで、農家にとっては害獣。 同時に、大食漢のモグラが大量のミミズやコガネムシの幼虫を食べることで、地中の生態系バランスを保ち、土壌改良をしてくれている―― というわけで、うちは農作物を商品として栽培しているわけじゃないから、もぐらさんにはそのまま居てもらいます。 三太― ああ、おら、気にしねい。モグラとはまだ顔を合わせたことがないが。 それにしても、どっから移住してきたんだろ? おかあ− 西の方じゃないかな、去年の夏以来、巨大モグラ(※3)が近づいてきたから。 巨大モグラが外環道トンネルを掘るときの振動や騒音に、ヒトも体調崩すんだから、モグラが耐え難くて移動してきてみたら、腐葉土とミミズいっぱいのうちの庭に遭遇した、ってことじゃないかな。
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(580)アルフレッド・小豆粥 | |
アルフレッド− 女将さん、この冬はストーブをよく焚いていますね。 三太― うん、この冬は日替わりで寒暖の差が厳しい。 コロナで在宅時間が長くなってるし、ペレット・ストーブが大活躍だ。 おらには、火傷しねいように、あんまり近づくなって、口うるさい。 女将― そう、ストーブに着火して見てると、あ、カルシファーだ(※1)、って思う。 アルフレッド− ああ、イギリス出身の『火の悪魔』ですね。暖炉に縛り付けられている・・・ 女将― カルシファーは、魔法使いハウルに、空中の城の動力を提供しているんだけど、うちでも、カルシファーの力をもっと活用しようという気になって アルフレッド− それで、女将さん、ストーブに薬缶だけじゃなくって、小鍋を載せてるんですね。 女将― ストーブの上は、とろ火の遠火でね、お粥を炊くには絶好! (・・・この間、数時間経過・・・) アルフレッド− 女将さん、小鍋を載せたの忘れてますよ、いくらとろ火でも、焦げ付きますよ。 女将― そうだった。 (三太に向かって)「おじいさん、お粥ができたわよ」 アルフレッド− 「おとっつあん、お粥ができたわよ」(※2)ってセリフ、ひところの日本の人はみんな知ってたそうですね。 いまどきの日本人は、大人も子どももそれぞれ自分の画面に見入ってますが、家族全員が一台のテレビに見入っていたころがあったんですね。 (←写真、※3) 女将― お粥は、日本では第一に病人食で、産後の食の筆頭にあげられてきた食べ物だけど、年中行事にもあってね、正月十五日には、全国的に、小豆粥(※4)。 茨城県西では、十四日に作って、翌朝、小豆粥を炊いた釜の洗い水を母屋の回りに撒く、ナガムシ(蛇)が入ってこないように、って。 アルフレッド− 炊いた小豆粥は、食べないんですか? 女将― もちろん、家の人みんなで食べる。家によっては、塩味だったり、砂糖味だったり。 赤い小豆は疫病よけだとも言うから、コロナ退散を願って、作ってみよう…今年の1月15日は過ぎちゃったけど、旧暦1月15日は2月26日にあたるから、予行演習。 むらき流の小豆粥−カルシファーが炊いてくれたお粥に、スーパーで買った小豆餡を載せればできあがり。 (←写真) 三太― 「手を抜くために頭を使う」、究極の「手抜き」だ。 おかあ、「あたまをつかった小さなおばあさん」(※5)だ。
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(579)アルフレッド・卒業 | |
アルフレッド― 女将さん、コロナで「いつもと違う年末年始」って言われても、年賀状交換はしたんでしょう? 三太― やってた。「生きてます」ってえ生存証明だから。 ○毎年、猫2匹の写真入り年賀状をくれる山女さん― 我が家の猫はいつもソーシャルデイスタンスを保っています。 仲があまり良くないということですが… ○そめきちさん― 謹賀新年 2020はコロナにほんろうされてひどい年でした。 神社の「ちのわ」とかケガレをはらう儀式が多く、医療関係者がいやがられたのは怒りを感じます。 コロナの医療に寄付したい、というときは新聞社に聞くと教えてくれます。 私のブログ「itowosomemasu」に、毎日・読売の窓口を紹介しておきました。 https://ameblo.jp/itowosomemasu-15327/entry-12647169624.html * * * * * * * * 紙面に名前を出したくない人は通信欄に「匿名希望」と必記。 ・毎日新聞社東京社会事業団 「コロナ対策医療支援金」、郵便振替 00120−0−76498 ・読売新聞社「読売光と愛の事業団」 「コロナ医療福祉支援基金」 郵便振替 00100−8−127485 一口一万円。 ○ドイツの魔女さん― コロナ休みで、閑になったら読もうと買っておいた全三巻、総重量5?の本にやっと手をつけられましたが、活動再開するや遅々として進まず、第一巻をわずかに残して年が明けました。 残念ですが、コロナは終わってほしいです。 三太くんの長寿記録が今年も更新されますように! 三太― おらへのエール、Danke(ダンケ)! ところで、総重量5?の本って、何? よく、そんな重いモノ買うねぇ・・・枕にするにも重過ぎるだろうに・・・ ドイツの魔女さん― 5キロ本は関口存男という文法学者の「冠詞」という本です。 英語でいえばaとtheについて5キロの本を書いた恐るべき人です。 わたしはそもそも冠詞というものがどうしてできたのか、それと英語以外のすべてのヨーロッパ語にある名詞の性(ドイツ語の名詞には男性、女性、中性があってそれぞれ冠詞が違う。 ジェンダーとはもともとこの名詞の性を示す文法用語でした)がどうしてどのように決まったかがずっと疑問だったので、これを読めばわかるかと楽しみにしていたのですが、 かなりの忍耐を強いられています。 アルフレッド― 三太君、女将さんの様子がおかしいですよ、ドイツ語の話が難しくって泣いてるんでしょうか。 女将― 「今年で年賀状を失礼します」という「卒業」を毎年何通かいただく。 去年までは、ずーっと年上の80歳90歳の方からだから、寂しいけど、文字を書くことそのものが負担になったのかなあ、なんて思ってた。 今年、かつてのクラスメートから、それも複数から来た。 病気とか終活とか書いてあるけど、年齢としてはまだまだ早いと思う。 改めて「絶交宣告」された気分。 シカトするなら、わざわざ葉書くれないでいいのに・・・グシュン・・・ 三太― けど、おかあ、何年も<なしのつぶて>だった人から思いがけなくあったかいメッセージ貰って嬉しかっただろ。 調布のデコちゃんからは、真っ赤な牛さんが来た。(※→写真) 毎年作ってきた干支人形がひとめぐりしたんだと。 4月に展覧会やるんだと。 楽しみだ。 調布のデコちゃんの ・犬は (47)アルフレッド・狛犬さん に ・イノシシは (514)アルフレッド・狛犬さん み ・ネズミは (542)アルフレッド・ねずみは福の神 |
(578)アルフレッド・新しい日常―その5 いつもと違う年末年始 | |
アルフレッド― コロナ第三波が激しくなって、「いつもと違う年末・年始 5つの約束」って都知事が言いましたね。(※1) 女将(=おかあ)― 大晦日の感染者数が、東京都で最多の1337人、全国で4千人を超えた(※2)。 いただいた年賀状を見ると、たいていの人が、2020年はコロナで活動縮小したと書いてきた。 「各駅停車で一人旅」さん(※3)― GO TO利用で国内旅行をせっせとこなしています。京都には、春、初夏、秋と3度訪れました。 でも国外旅行に行きたい! 女将― さすが、年季の入った旅人! 私は、県境をまたぐ移動は、埼玉県へ2回行っただけだった。圧倒的に東京都内、それも、市内で暮らしていた。 図書館のジロちゃんとのつきあい方が大きく変化した年だった(※4)。 学んだ、新しい日常―<いつも貸出し点数20点までめいっぱい借りる、予約をた〜くさん申し込んでおく>。 アルフレッド― それで、女将さんの部屋に「図書館の本の棚」が出現したわけですね。 で、コロナ籠りの1年、どんな本読んだんです? 女将― お勉強の本が少々、お楽しみの本がたくさん。 『ライオンの飼い方』(※5)って本は、アルフレッドとのお付き合いに参考になるかなと思って読んでみた。 ワンルームマンションに丸太と冷蔵庫を備えればライオンを飼えるって、書いてあったんだけど・・・実践する勇気としゃれっ気が私には不足。 『あたまをつかった小さなおばあさん』シリーズ(※6)、 むかしむかし、あるところに、ひとりの小さなおばあさんがいました。・・・ おばあさんは、いつも「つかわないんなら、あたまなんかもってたって、なんのやくにたつね?」と、いっていました。 三太― うん、そこまでは、おかあ、『小さなおばあさん』そっくりだ。 女将― 何か問題が起こると、おばあさんは「ぬれタオルで、あたまをしっかりしばります。それから、いすにすわり、ひとさしゆびをはなのよこにあてて、目をつぶるのです。」(→図) そうやって、一生懸命あたまをつかうと、「どうすればいいか、ちゃんとわかりました。」 三太― 冬に向かって、羽根布団が欲しい、けど買うお金がないから、まずガチョウを飼う、ってとこから始めるのが『小さなおばあさん』流。 おかあは、そこまで計画性・長期的展望はないと思う。
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(577)アルフレッド・討ち入り | |
アルフレッド― 女将さん、門の外に、丸太を抱えた男性が佇んでいますよ… 日本の12月は「討ち入り」シーズンだそうですが、むらき家は「吉良上野介さん」の親戚なんですか? 「吉良さんって親戚はいなかったと思うけど…」 おかあ、おらと一緒に、恐るおそる覗いて見た。 立っていたのは、赤穂浪士じゃなくって、「ミスター蝶々」だった。 森のボランテイア仲間、蝶々の観察歴ウン十年のオジサンだ。 抱えて来たのは、討ち入りの掛矢(かけや)じゃなくて、椎茸を植えた榾木(ほだぎ)だ。 ミスター蝶々− 寒くなったんで、森の中に置いといても、椎茸が大きくならないんですよ。 どこか暖かい所に置いてやって、育ったら食べちゃってください。 おかあ、榾木をありがたく頂戴した。 どこか暖かい所? 玄関のたたき、隅っこならいいかな。 でも、もし、倒れて直撃されたら、おら大怪我しかねないし… なんとか、紐でひっぱったりテープで止めたりしてみた。 椎茸の一番大きいカサを測ってみた、直径6.5?。 三日後、測ったら直径10.5?になってた。 ミスター蝶々の言う通り、暖かいと育つんだ。 おかあ、もぎとって、鍋に入れた。 ミスター蝶々に感謝! 読者のみなさん、コロナに負けずに生き延びよう! |
(576)アルフレッド・顔見世 | |
アルフレッド― ※1 2017年秋から樹林や生産緑地の宅地化が一気に始まり、三太は毎日のように行っていた「若葉の森コース」に行くのを断乎拒否するようになりました。 |
(575)アルフレッド・自衛その2 | |
アルフレッド― 女将さん、前号の「激しい腹痛に襲われ」たという近況報告に、お見舞いメールをたくさんいただきましたね、優しい友達がたくさんいて良かった。 で、診断はついたんですか? 女将(=おかあ)― 寒さでの冷えが引き金になった「癒着」だと思っています。 お腹がギューギュー絞られる痛み。消耗した。 激痛は半日で終わったけど、またぶり返すんじゃないか、と恐るおそる暮らしてる。 35年(!)前の大腸がんの開腹手術の「癒着」だと思う。 検索してみたら、北里大学北里研究所病院には、ちゃんと、「腸閉塞外来」があった。 前に痛んだとき、小学生のころの盲腸の手術から「40年たっても起こる」と話してくれたのは、太郎のカッカさんだった。 http://murakifile.noor.jp/m1/Column/awa1.html#6 用心のために、「大健中湯」という漢方薬をず〜っと、飲み続けてきたのに、この半年くらいサボってた。 天罰覿面。 今回は年に一度の健診の結果を聞きに行く時期に重なったので、クリニックを2軒めぐって半月が過ぎました。 この話は「アワビのつぶやき」に載せるべきかも。 三太― 夜遅く、おかあ、自分が寝る前に、「おしっこ行きましょ」って寝てるおらを起こしに来る。 うん、ヒトも犬も、年取るとトイレが近くなる。 お漏らしの危険を回避するために、おかあと一緒に庭に出る。 おかあ、眠くたって寒くたって、お漏らしの後始末するよかマシだって、つき合う。 アルフレッド― 女将さんも三太くんも、それぞれに「自衛」を心がけてるんですね。 |
(574)アルフレッド・自助か自衛か | |
アルフレッド ― ※1(554)アルフレッド・平常心
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(573)アルフレッド・Go To 図書館 | |
おかあ、絵本を読む― ※1 『みやこのいちにち』小西英子作、福音館書店、2008年 |
(572)アルフレッド・犬も歩けば… | |
アルフレッドー
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(571)アルフレッド・クッキー | |
アルフレッドー
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(570)アルフレッド・老々介護 | |
アルフレッド― 女将さん、読者のみなさんからのメール、読んでは一喜一憂してますね。 三太― うん、おらもしっかり健闘してると思うんだが、おかあへの激励のほうが多いみたいだ。 おかあ― 神奈川のアキコさんに【1000号をめざしてください】って言われて!? 何歳までやれって? 近年のペースは一ヶ月に3〜4号くらい、100号に2年半・・・1000号まで5年!! 5年後までアタマが元気でいられるかなぁ、今だって三太と「老々介護」の日々なのに・・・ 一番上にもどる |
(569)アルフレッド・断捨離その2 |
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アルフレッドー 女将さん、ウツウツしてますね。 三太― そうだね、断捨離(※1)に取組んではいるものの、一日一冊のペースじゃあ、一ヶ月で30冊、一年かかってやっと365冊・・・ 本棚の前にも、段ボール箱がいっぱい積んである。せめて、この箱一つ、と思って開けてみたら、読書カードが詰まってた、40年くらい前の・・・ 捨てる前に、チラチラ見始めた。一日にカード30枚としても、一箱始末するのに10日か一ヶ月か・・・ おかあ― 猫のウメちゃんのおかーさんが、『ビブリア古書堂』が面白かった、って書いてくれたんで(※2)、断捨離を中断して、図書館へ行って、本屋さんのお話を見つけてきた。(※3↓写真) タイトルからして、『稲荷書店きつね堂』って、怪しげ。 新刊書店なのに、古書店みたいなレトロなたたずまいで、店の敷地にお稲荷さんの祠と鳥居もあって、小さな白い狐がいる・・・ 秋葉原の神社に、狛犬ならぬ狛狸「おたぬきさま」(※4)がいるって初めて知った。 ※1 (566)アルフレッド・新しい日常―その4 断捨離(第798号 2020.9.1) 一番上にもどる |
(568)アルフレッド・八百屋 |
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アルフレッドー 女将さん、「むらき数子 情報ファイル」が800号になりましたね。 女将(=おかあ)― そう、発信してる本人が驚いてる、よっく続いてるよねー 三太― 第1号は2002年1月1日、ゴロー先輩の時代だったけど、ゴロー先輩がレギュラーになったのは少しあとからだ(※1)。 おら、まだ生まれてなかった。 おらがデビューしたのは2005年9月18日、第206号(※2)。 以来、「情報ファイル」を乗っ取って、おかあと山あり谷あり15年! 表彰もんだ。 「おらあ三太だ!」も、看板はおらだけど、アルフレッドが仕切ってることもあるし、 おかあの旅行記とか雑学のデパートみていな回もあるし、読者さんの集いの場みていなときもあるし… アルフレッド− 「むらき数子 情報ファイル」そのものが、いろいろ雑多な記事・情報を並べてる、八百屋さんなんですね。 女将― 「嘘八百」だけは書かないように気を付けてるけどね。 三太― おかあ、図書館のジロちゃんから『800番への旅』(※3)って本借りて来た。 女将― 私のこと、書いてあるのかと思ってね。 じゃなくって、主人公はアメリカの12歳の男の子マックス。 夏休み、ヒトコブラクダの「アーメッド」を連れて巡回してるお父さんのキャンピングカーで過ごすことになって・・・。 800番っていうのは、アメリカのフリーダイヤルの番号なんだって。 ※1 ゴローちゃんファンクラブ http://murakifile.noor.jp/m1/goro/mokuji.html 一番上にもどる |
(567)アルフレッド・Go To トラベル―その2 |
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アルフレッドー 女将さん、今年は「恒例夏の家出」(※1)してませんね。 女将(=おかあ)― 今年はねえ、9月に秋田県へ行く計画を幹事さんが進めてたんだけど、コロナ、コロナで、訪問先からお断わりをされて、7月に1年延期を決定した、オリンピックとは全然規模もお金の動きも違うけど。 もひとつの「恒例夏の家出」は、10月に青森県へ行くプラン。 こっちは宿泊施設から、ぜひおいでください、って言われていたので、予定日の1ヶ月前に幹事さんが最終的な「参加・不参加」の問い合わせをした。 アルフレッドー で、どうなったんです? 女将― このグループとして「今年も行く」という意見と、「今年はやめる」という意見があって、結局、「今年は8名で行くことになりました」って。 もひとつの「恒例夏の家出」の幹事さん― 石川県・和歌山県・奈良県・秋田県のメンバーとやりとりしてみて、コロナに対する意識が東京近辺と地方では大きく違うことに驚きました。 この時期に旅行なんぞ行ったら近所の目が…という感じです。 「行く」と答えたのは、東京都・神奈川県・埼玉県の8人でした。 女将― つまり、4月7日に内閣官房が発出した「緊急事態措置を実施すべき区域」(※2)である関東の1都3県に住んでいる8人が「行く」って答えたわけ。 1都3県の中に住んでる人は、東京中心の報道ばかり見聞きしてるから、全国どこでも東京と同じだと思ってしまう。 けど、対象外の圧倒的多数の県に住んでいる人は、それぞれの自治体の広報や地域メデイアを見聞きして、県境をまたぐ移動に敏感になっているし、よその地域のコロナ状況を、ものすごく怖ろしく感じるんじゃないかな・・・ 「地方と首都圏のコロナに対する緊迫感の違いを改めて知りました」って言うのも、幹事さんが埼玉県民だからでしょうね。 アルフレッドー で、女将さんはどう答えたんです? 女将― 私は、東京都民だけど、「行かない」派。 マスクしながら【県境をまたぐ移動】をしても楽しめそうにないので。 ※1 昨年の「恒例夏の家出」は岡山県。 (531)アルフレッド 黒猫(2) 一番上にもどる |
(566)アルフレッド・新しい日常―その4 断捨離 |
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東京のAkikoさん― ※1 (554)アルフレッド・平常心 一番上にもどる |
(565)アルフレッド・マスクと毛布 | |
アルフレッド― ※1 (564)アルフレッド・「新しい日常―その3 庭仕事」 |
(564)アルフレッド・「新しい日常―その3 庭仕事」 | |
アルフレッド― ※ 田んぼの代かきか? (563)アルフレッド・Go To トラベル 一番上にもどる |
(563)アルフレッド・Go To トラベル | |
アルフレッド― ※1 『こんぴら狗』 今井恭子、いぬんこ画、解説・丸尾寛、くもん出版、2017年 一番上にもどる |
(562)アルフレッド・願掛け | |
おかあ(=女将)― 七夕。 長さ2.5mの竹に50−60枚もの短冊つけて飾った年もあるんだけど、今年は超ミニを作った。(写真) 庭の笹の葉20cm少々と、短冊は1枚、願いは「コロナ退散」、超シンプル。 門柱に飾った写真を見せたら、民俗学研究者のMaaさんが 「笹、シーサー、アマビエと強力な七夕飾り、霊験あらたかと拝察致します。」 って言ってくれた。 ほんとに効きますように。 三太― 各地の豪雨・水害、しとしと続く梅雨空、いい加減にして欲しい。 おかあ、テルテル坊主も吊り下げるべきじゃないか? アルフレッド― て・る・て・る・ぼ・う・ず―What? 三太― 日本の、雨が降りやみますように、「あーした天気にしておくれ!」って願をかけて作る紙の人形だ。 イギリスにゃ、そういうの、ないのか? アルフレッド― 覚えがありません。 僕が1852年に生まれたロンドンは、「霧の都」と言われたくらい、スモッグがひどかった大都会でしたが・・・ だいたい、僕らイギリス生まれは、雨でもあまり傘をさしませんし。 濡れてもかまわない、ということでは、テルテル坊主とイッショかも知れないですね。 おかあ(=女将)― アルフレッドは160年前の男の子(※1)だけど、今どきのロンドンの男の子も、傘をささないらしい。 ブレイデイみかこさんの息子さんは、中学生になったとたんに「男が傘なんてさして歩くのはかっこうわるい(アンクール)」と言って、雨の日も傘を持たずに登校するようになったんですって。(※2) ※1 (338)アルフレッドごあいさつ アルフレッドの誕生日は1852年5月1日です。 ※2 ブレイデイみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』新潮社、2019、p。60 一番上にもどる |
(561)アルフレッド・婦人参政権 | |
アルフレッド― 女将さん、嬉しそうですね 女将(=おかあ=ヤギ生徒)― ♪アシュラ童子さんから、お手紙ついた 黒ヤギさんたら、読まずに食べた 私はちゃ〜んと、食べずに読んだ♪(※1) アルフレッド― アシュラ童子さんからのお手紙は、自称ヘボ短歌の連作123首。 「真実紛い半分、嘘紛い半分とでもとらえて楽しんでいただければと思います」とのお断わりつきですが、猫のサスケ君とニュートン君(※2)の近況は ○お利口な我が家の猫はこれ幸いとコロナ自粛で籠っています アシュラ童子さんのお宅には、6月3日にアベノマスクが届いたそうです。 ゾンビの番頭さんは6月20日までに配布完了したと言ってます。(※3) ひつじの若葉(※4)― 番頭? 黒幕、の言い間違いじゃない? 三太― 久しぶり登場の若葉ちゃん、毒舌健在だね。 コロナ籠りの毎日、アシュラ童子さんは酒量が増えたらしい。 ○家から出るなステイホームのご託宣為すことのなきこの老翁に ○身体より魂がとく衰えるコロナの鬱の昨日今日 そして 明日の日 ○日本人は慣れるに秀でる しこうして自粛の一ヶ月後の今日5月7日 女将― ほんと、私もウツウツに慣れちゃって、気力も社会力も低下しちゃった。 外出のこと考えるのさえ億劫になっちゃった。 ふと、気になって、封筒を見直してみた。(→写真) 初め、薄暗い所で見た、中国とかアジアのどこかの国の切手か、と思った。 明るいところで見直したら、日本の、1971年! そして1970年の万博! 1971年の「婦人参政25周年記念」切手を見てたら、いま、東京では都知事選挙のまっさいちゅうだって気がついた。 母親世代から、初めて投票に行ったときの感激を聞いたことを思い出した。 ○コロナよりもコロナの後に来るものを見定めるべくなおも生くべし はい、アシュラ童子さま、お言葉、肝に銘じて、投票に行きます。
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