<その17>
(461)アルフレッド・狛犬さんゆ…8/29 (462)アルフレッド・狛犬さんよ…8/29 (463)アルフレッド・狛犬さんら…9/19 (464)アルフレッド・狛犬さんり…9/19 (465)アルフレッド・狛犬さんる…10/7 (466)アルフレッド・狛犬さんれ…10/7 (467)アルフレッド・狛犬さんろ…10/14 (468)アルフレッド・狛犬さんわ…11/2 (469)アルフレッド・狛犬さんゐ…11/2 (470)アルフレッド・狛犬さんう…11/14 |
(471)アルフレッド・狛犬さんゑ…2017/11/21
(472)アルフレッド・狛犬さんを…2017/11/30 (473)アルフレッド・狛犬さんん…2017/11/30 (474)アルフレッド・狛犬さんい…2017/12/22 |
(474)アルフレッド・狛犬さん い | |
アルフレッド― 女将さん、何悩んでるんです? 女将(=おかあ)― イギリスのお話のつもりで映画観に行ったら、イスラエルにでくわしたもんで。 新版の『オリエント急行殺人事件』(※1)観に行ったら、いきなり、エルサレムの嘆きの壁が映って・・・ 今、ゾンビの遠隔地飼い主が火種を投げ込んだ(※2)、その場所から原作は始まってたかしら、って、図書館に探しに行ったんだけど、おんなじこと考えるひとがいるらしくって、貸出中。 おんなじ夜行列車だから、って、絵本の『やこうれっしゃ』(※3、挿絵)を借りてきたんだけど、日本の1980年の上野発金沢行の夜行列車のB寝台って、ねんねこばんてんで赤ちゃんおぶって帰省する女性がいたりして。 『オリエント急行』の一等車の、子どもに関わる使用人だけでも、子守メイドがいて、ナニー(乳母)がいて、ガヴァネス(女家庭教師)がいて、っていうアメリカの富豪のと、あまりに別世界だった。 三太― ジョニー・デップを観られただけでも、満足だろ? 海賊じゃなく、チョコレート屋を見て以来の御贔屓なんだから。(※4) 女将― まあ、そうも言えるけどね。 前に見た、1974年版の『オリエント急行殺人事件』の、シドニー・ルメット監督は「硬派な社会派映画作品を撮り続けた」って、ウィキペデイアには書いてあるけど、今度の映画のケネス・ブラナー監督は、自分で製作・主演もやってる。 クリステイーが原作を書いたのは1933年、「戦間期」の大英帝国だったけど、ブラナー監督はいろんなところで、21世紀の現在の世界情勢を織り込んでる。 これ以上、具体的に言うと、ネタバレだって、怒られるからやめとくけど。
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(473)アルフレッド・狛犬さん ん | |
アルフレッド― 女将さん、誰を待ってるんです? 女将― オクパード。日曜日の朝、窓から入ってきて、壊れているところを直し、ピカピカに掃除していく、超はたらきもののナマケモノ。(※1、挿絵) 年末の大掃除、うちにも、ぜひ、オクパードに来てもらいたいと思って。 三太― おかあ、どうせ大掃除する気ないんだろ? オクパードの派遣元の斉藤洋さんに入れこんで、図書館のこども室にいりびたってるんだから。 若葉― 黒猫ルドルフ(※2)の次は、誰に熱あげてるの? 三太― こんだ、キツネ。 仙人の指導で数々の能力を得たキツネ、名前は【白狐魔丸(しらこままる)】(※3) おかあ― それがね、殺生嫌いの仙人が弟子にしてくれただけあって、白狐魔丸は、食べるため以外の殺生嫌い、武士嫌い。 なのに、人のいる所へ行くと、なぜか、武士に関わりができてしまって、食べるためでない人間同士の殺し合いや自害に立ち会うはめになってしまう・・・ なんで、人間は殺し合うんだろう、って、人間探求を続ける・・・何百年も・・・。
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(472)アルフレッド・狛犬さん を | |
猫のウメちゃんのおかーさん― 「を」の字は、60年前、「お」と区別して重たい方の「を」と習いました。 今でもそれで良く理解できたなぁと感心します。 「うぉ」と読む「を」と聞いたこともあります。子供たちはどう教わったのかな。 「ゐ」と「ゑ」の使い方は私も分かりませんが、年齢の高い方の名前には案外使われていましたね。 おかあ― そうね、私も「ゑ」の字を使うのは、女性の名前を書く時。 年賀状の差出人の名前をみて、あわてて「え」を「ゑ」に直したり。 三太― おかあ、オレンジさん達と、高尾山に行った。(※1) 一人じゃ無理だと思ってた山頂まで、登れた。 [持つべきものは友だ]って、感激。 アルフレッド― 高尾山にも、僕の仲間はいるんでしょう? 女将― 狛犬2組には会ってきた。 捜せばもっといるかもしれないけど。 高尾山は、元々は修験道の山だから、もっぱら、天狗の世界。 オレンジさん― 高尾山の駅で、駅前に「泥を落とすブラシ」が用意されていて、親切だなぁと眺めたのです。 その後、「あっ、そうか。泥がついたまま乗られて電車が汚れるより 各自にキレイにしてもらった方が電車も汚れずにすむんだなぁ」と。 アルフレッド― 天狗も電車に乗る前には、ブラシで下駄の泥を落とすんですね?(※2) オレンジさん― 学生時代、登山電車の歌(※3)が世界初のコマーシャルソングと習いました。 京王電鉄もいろんな工夫で、お客を呼び込む仕掛けを作っているんだなぁ。 三太― 株式会社も宗教法人も、互助共栄の関係だ。
※1 高尾山=東京都八王子市にある標高599mの山。 「高尾山と天狗様」 一番上にもどる |
(471)アルフレッド・狛犬さん ゑ | |
三太― おかあ、先週、おおぜいの前でのお話、なんとか、無事に終えた。(※1) 読者さんが何人も応援に来てくれたんで、心強かった、って。 レトリバー犬・テラさんのおかーさんも来てくれた(※2)。 おかあ、お話のなかで、 「黄金にも珠にもまさる子宝も 何かをしまむ大君のため」 という、『主婦之友』1938(昭和13)年3月号に載っていた短歌を紹介した。 『万葉集』の山上憶良の 「銀(しろがね)も金(くがね)も玉も何せむに勝(まさ)れる宝子に及(し)かめやも」 が、真逆に使われたことにショック受けたのを思い出しながら。 『主婦之友』の、この歌には、幟に送られて出征するタスキがけの若者の影絵が添えてあった。 終ったあとの懇親会の半ばで、テラさんのおかーさんが言った― 「テラが待ってるから、帰ります」 うん、山上憶良の歌「宴(うたげ)を罷(まか)る歌」(※2)にならって、万葉語訳すると― 「私らは今は罷らむテラ鳴くらむ そを抱く父も吾(わ)を待つらむそ」 アルフレッド― テラさんと、テラさんのおかーさんに、座布団一枚ずつ!
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(470)アルフレッド・狛犬さん う | |
アルフレッド― 女将さん、このところ、「うわの空」ですね。 三太― 無理ない。 なにしろ、「うえのちづこ」さんはじめ、名だたる論客たちと200名もの前でしゃべらなくっちゃならないんだから(※1)。 おかあ、長年、「話せる力をつけたい」って勉強してきたはずなんだが、勉強すればするほど、言葉が出なくなってきたんだ。 「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」ってポスター(※2、写真)張りまくってた政党が、今、TPP推進役勤めてるんだ(※3)って、若い人は覚えてないだろうけど。 ついこないだの選挙に「幼児教育無償化」って掲げて、勝利したとたんに、「認可外保育園は対象外」って言いだす。さすがに党内からも批判されたからって、「認可外保育園も一部対象」にするって、コロコロ方針転換する――言うことは変えても、子どもを大事にする気がないってことは、若い人の眼にも見えてるだろう。(※4) 「新たな判断」とさえ言やあ、前に言ったことなんか、どうでもいい、って国で、おかあ、もう、言葉を失うばっかりだ、って。
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(469)アルフレッド・狛犬さん ゐ | |
アルフレッド − 女将さん、悩んでますね。 女将(=おかあ)― そうなのよ、五十音図だと、「わ」の次は「ゐ」「う」「ゑ」「を」となるんだけど、 「ゐ」から始まる言葉が思いつかなくって。 三太― おかあにゃあ、無理だ。 戦後の六三制義務教育で育ったから、最初っから、五十音図の「い」「え」と「ゐ」「ゑ」の使い分けを覚えてこなかった。 「を」だけは、「何何を」の「を」って、教えられたから、使ってきたけど、「ゐ」「ゑ」は、資料に出てくれば読めるけど、自分じゃ書き分けられない。 ま、今回は、読者さんから寄せてもらうのを期待して、おかあは寝て待つんだな。 一番上にもどる |
(468)アルフレッド・狛犬さん わ | |
アルフレッド − 三太― 日本語の五十音図じゃ、最後の行は「わ」。トリだ。 ひつじの若葉― 「わ」のつく鳥? 「ワシ」 アルフレッド― ワシは、僕らライオンと双璧をなす存在です。 アルメニアでは、国獣としてずばり「ワシ」と「ライオン」。 アメリカ合衆国は「ハクトウワシ」。 ドイツでは、8世紀という昔から、体制がいろいろ変わるたびにデザインを変えながらも、ワシを国章としてきました。(※1) 三太― ナチスの時代にゃあ、ワシは鉤十字の上に立っていた。 おかあ― その頃の、日本では、「鷲」というと、飛行機乗りのこと。特に軍用機のパイロット。 陸軍のは「陸鷲」、海軍のは「海鷲」。 「荒鷲」「若鷲」とか、学生出身兵は「学鷲」とか。 戦死した「神鷲」に続け、とか。 当時の新聞・雑誌・映画・レコード・ポスターは、航空戦に男の子を征かせようと「鷲」の大氾濫。『桃太郎の海鷲』ってアニメも作られた。(※2) 『雛鷲の母』って映画もあった、母一人で育てた一人息子をお国にさしだすのが、日本の良妻賢母の行きつくところだって。(※3、写真) 私は、「だれのこどももころさせない」ママがいい。 『雛鷲の祖母』になるのは絶対にイヤだ。 ※1 『ウィキペデイア』による「ドイツの国章」 |
(467)アルフレッド・狛犬さん ろ | |
アルフレッド― ローソンでしたか? それともローションでしたっけ? ひつじの若葉― トリートメントだよ。白猫のスノーホワイトが言ったのは。 アルフレッド― そうでした。 スノーホワイトは、日野さんちのお手伝いのおばあさんがシャンプーのあと、丁寧にドライヤーかけてくれた、ってごきげんでしたね。(※1) ひつじの若葉― いいなあ、私もやってほしい。 三太― でも、日野さんちに集まる猫のほとんどは、シャンプーどころかブラシされるのも苦手だ。 イッパイアッテナは、「このうちに居る、税金みたいなもんだ」って、言う。 ルドルフも、なるほど、と思って、ブラシをガマンしてる。おら、同感。 アルフレッド― イッパイアッテナは、たいした猫ですね。 名前からして、何と呼ばれようが、動じない。 猫語が通じないヒトから『タイガー』とか『トラ』、『ドラ猫』『ボス』『デカ』『ドロ』とか呼ばれるのはともかく、猫仲間からも『ステトラ』『イッパイアッテナ』『タイブン』とか。 若葉― 名前、って、ひと(他者)からつけられるものなの? アルフレッド― たいていはそうですが、自分で名乗ってもいいし、それを他のヒトは名乗れないように、 ヒトの世界では、「商標法」というのがあります。 日本でもそれを使って、「希望の党」という名前を半年以上前に登録(※2)したヒトがいるので、他のヒトは使えないことになってます。 おかあ― ふ〜ん、用意周到、すご〜い経営者だね。 「希望の党」の「政策協定書」(※3)って、見たら、「党の指示する金額を党に提供すること」って。金額いくらって書いてない! 三太― 牝豹には、『緑のたぬき』(※4)とか『魔女』とかいう名前もあるんだが、東京城店では、創業の幹部が、あんまりブラックだ、って辞めちゃった。(※5) 新人には、お客様にはこう答えろ、自分の意見を言うなって、想定問答集で指導して・・・ それって、フランチャイズ店の、接客マニュアルだよね。(※6) 名前使わせるからって、高額の上納金とって、金集めのノルマを課して。 図書館に、『ルドルフとスノーホワイト』を返しに行ったおかあ、表紙に「いかさま師」の絵が載ってる本借りて来た。(※7) ひつじの若葉― 怖ッ! 『緑のたぬき』!
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(466)アルフレッド・狛犬さん れ | ||||
おかあ― レオさんも、年とったら、たてがみが短くなってきたんだって(※1) 三太― おらこと、見るなよ。 昨日、サクラ姉さんのおかーさんが、おらこと「サクラちゃん!」って呼んだんで、 え、おらあ三太だ! って思った。 したら、サクラ姉さんのおかーさん、 「ついつい、サクラ、って言っちゃうのよね。三太くんだと思ってるのに。 よく見ると、三太くんも、シラガふえたわね」(※2) アルフレッド― 生身のヒトもイヌもライオンも、みんな、年とりますね。 おかあ― 年とって、子ども返りして、やっと分かってきたことって、ある。 「憲法の伝道師」を名乗ってる弁護士さん(※3)、前々っから大好きなんだけど、お話は早口で盛りだくさん、充実しすぎて、耳を通り抜けちゃうんだよね。 それが、子ども向けの絵本読んだら、スッキリ頭に入った!(※4.→図) 日本国憲法のキモは<個人の尊重>なんだ、って。 昔の国定教科書に、くりかえし載ってる、<憲法は、天皇が国を治める大法で、臣民が従うべきものだ>(※5)というのと、マ逆なんだ、って。 ※1 『ライオンのおじいさん、イルカのおばあさん』高岡昌江、学研プラス、2016、p。129 |
(465)アルフレッド・狛犬さん る | |
アルフレッド― ルドルフ? 神聖ローマ帝国の王さま? 三太― じゃなくって。おかあが、熱上げてる黒猫。 おかあ― 7年ぶりに、ルドルフに会ったら、これが、カッコよく成長しててねえー。 26年も昔、子猫のルドルフがテレビに初登場した頃、毒蝮三太夫さんのナレーションにしびれたもんだけど、本でも杉浦範茂さんの描く挿絵が良くってね。 去年映画化されたけど、ちょっと、私のイメージに合わなくって、見に行かなかった。 先週、最新作といっても、5年前に出てた本、読んだら、ルドルフが決死の覚悟で渡り合った相手・女ボス猫スノーホワイトが、また、実にカッコよくって。(※1) ひつじの若葉― むらきのオバサンって、惚れっぽいんだね。 ルドルフは、「いろんなことを知っているが、かんじんなことがわからないことがある」とか、とんでもないマヌケだとか、親友たちに言われてるとこに共感するんじゃない? スノーホワイトには、私も、断然憧れちゃう。 ブルドッグのデビルが「あれは強いな」って評した通り、横浜のボス猫を一瞬でのしちゃうし、男猫たちが小田原評定してれば「みんな、おだまり! このスノーホワイトにまかせておきな!」って一 喝。 三太― おかあと、散歩に出かける。 向こうから真っ白い犬が来た、スピッツだ。 おかあ― あ、スノーホワイトって、スピッツがモデルなんだ。 猫の顔を、丸じゃなくって、菱形に描くなんて、よく思いついたなアと思ってたんだけど。 「すごく大きくて、トラみたいに強い」イッパイアッテナと同じくらい大きくって真っ白で、ったら、スピッツだ。 アルフレッド― 日本語のヒトの世界では、「牝豹」って言うんですかね、「東京のことに専念します」って言って東京城主になったのに、永田町へ鞍替えしようとしている、東京への裏切りだと思いますが。 「牝豹」は、永田町のボスの座をゾンビから奪おうとしてるんでしょうね。 ひょっとして、ゾンビが争わないで「禅譲」とか言ったりして・・・?(※2) 三太― 日本語では、くるくる変わることを、「猫の目のように」って言うよ。 アルフレッド― 猫の目は、光に対して規則的に反応するんです。 無節操の代名詞のように言うのは、猫の名誉を傷つけます。 猫の近縁のライオンとして、厳重抗議を申し入れます。
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(464)アルフレッド・狛犬さん り | |||
竜ケ崎でも咲いたんだ。 ひつじの若葉― 何が? むらきのオバサン― ど根性ひまわり。(※1) うちの近所でも、リカちゃんママのグループが咲かせてる。(写真「7世」の看板) 去年「6世」の咲いたあと、種をリカちゃんママからもらって、大事にしまいこんだ。そしたら、春に種蒔こうとしたら、見つからない。 ようやっと、みつけて蒔いたときには、もうリカちゃんママの「7世」苗は20cmくらいに育ってた。 以来、うちのプランターは、「月遅れ」の「ど根性ひまわり7世」。 ひつじの若葉― ひょろひょろした苗、私、試食を遠慮しといた。 うちの前を通る人も、みんな、何だろう?って顔してたよ。 ひまわりだったの? 三太― 一昨日、ついに咲いた花見て、てっきり、キクイモだと思った。(※2) おかあ、干支がヒトめぐりしたもんで、また、植える気になったのかと。 直径4?の花が80?の高さで咲いているなんて、ひまわりだと思うヒトいるか? おかあ― それが、咲いてから、日に日に、花が大きくなってるのよ、今日は直径7?。 で、おかあと、リカちゃんママの「7世」を見に行く。 頭上2mで大輪が咲いているはず、と思ったら、台風18号の直撃で、吹き倒されて、たいへんなことなってた。茎がぽっきり折れて・・・ でも、リカちゃんママたちが、すぐに手入れしたんで、10本のうち4本がしっかり立ち続けて花を咲かせてる。 さすが、「ど根性ひまわり」だ。
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(463)アルフレッド・狛犬さん ら | |
湯村温泉に一緒に行ったミナコさん― 恒例夏の家出という表現がピッタリ? また次は1年先か…と思うと少し寂しいですが、きっとあっという間ですね。 サユリストの母に夢千代日記の銅像のことなど話したら、やはり食いついてきました。 写真を撮ってこなかったのが残念でしたが、むらきさんの撮った写真を見せます?? 別のおじさんに話したら、秋吉久美子もなかなかよかったと。 ひつじの若葉― 秋吉台って、『ライオンまんじゅう』が冬の名物なんだって。 アルフレッド― 『ライオンまんじゅう』? ぼくの顔の焼印おした饅頭ですか? 女将― え〜と(と、しばし、検索) あった、あった。 饅頭の焼印のライオンも、いろんな表情のがあるけど― 秋吉台サファリランドでは、寒くなると、ライオンたち、普段は仲の悪い同士でも、体を寄せ合っておしくらまんじゅう状態=『ライオンまんじゅう』になるんだって。(※1) 三太― 群馬サファリパークのライオンたちも『ライオンまんじゅう』やってるようだ。(※2) アルフレッド― 『ライオンボーイ』チャーリー少年とパリのサーカスから脱出したライオンたち7頭、たいへんな目にあってますね。 オリエント急行の屋根の上に乗ってベニスを目ざしたのに、アルプスの手前で猛吹雪に遭って列車は立ち往生、『ライオンまんじゅう』なっても凍死寸前・・・(※3) おかあ― 車も船も、化石燃料じゃなくってソーラーが主なエネルギー源だという近未来小説なんだけど、王様がいたりして。 ※1.「美祢・秋吉台サファリ ライオンがおしくらまんじゅう」『山口新聞』2017.1.25 http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2017/0125/7p.html ※2.「おしくらまんじゅうの季節到来」13.01.06 http://www.safari.co.jp/blog/entry-191.html ※3.『ライオンボーイ 消えた両親の謎』ジズー・コーダー、枝廣淳子訳、天野喜孝絵、PHP研究所、2004 一番上にもどる |
(462)アルフレッド・狛犬さん よ | |
三太― おかあ、恒例夏の家出、行く前は準備に忙しくって、帰ってきてからは後始末に忙しくって。 メールの山が脈々と連なってる。 「情報ファイル」の読者さんたちに、御無沙汰のご挨拶、おらが代ってするように、だと。 「残暑お見舞い申し上げます」 アルフレッド― 女将さん、三太君に代役やらせといて、自分は何読んでるんです? 女将― 『夢千代日記』。(※1) 家出先の湯村温泉で、吉永小百合さんに遇っちゃったもんで。 あ、ナマの小百合さんじゃなくって、芸者姿の夢千代像、台座に「祈恒久平和」とあって。(写真↓上・左) で、『夢千代日記』ってなんとなく知ってるような気でいたけど、テレビもちゃんと見たことなかったし、本も読んでなかったことに気がついた。 図書館で、『続』と『新』まで入って一冊なってる本を借りてきて、読み始めたら、これが、実際の地名・地形とか、湯村温泉の街や荒湯の様子とか、40年前は、温泉って男が買春するとこだったのかななんて、あれこれ思いながら読んじゃうもんで、すっごく時間がかかって・・・ ひつじの若葉― ふーん、むらきのオバサンも<サユリスト>? 女将― とんでもない、私なんかを<サユリスト>だって言ったら、全国のサユリストが怒るでしょうよ。 一緒に湯村温泉行ったミナコさんが「私の親が、サユリストなんですよ。ちょっと小百合さんの何かあるっていうと、テレビのとこへ飛んで行くんです」 って言うから、お父さんのことだろうと思ったら、お母さんなんだ、って。 私、サユリストって、男だとばっかり思ってた。けど、サッカーファンみたいにユニフォーム着て大声出すわけじゃないから、隠れサユリストが身近にいても判らない。 『夢千代』のことは、全国のサユリストにおまかせすることにします。 そうそう、温泉町の八幡神社に行ったら、ものすごーく怖ろしいのが居た。(※2 写真↓上・右) ひつじの若葉― オオカミ!! 女将― と、思った。気を静めてゆっくり脇へ回って見たら、太〜いシッポ。 平成12年っていうから、2000年生まれのまだ若いキツネだった。(写真↓下段)
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(461)アルフレッド・狛犬さん ゆ | |
ひつじの若葉― 黄金色のミランダは、なんで「ゆうかんな猫」って呼ばれてるの?(※1) むらきのオバサン― 昔々、ローマ帝国の時代、ミランダは、ローマの裕福なお邸の猫でした。 ある日、侵入してきた蛮族の暴行・火災から避難する途中で、親とはぐれた子猫たち33匹をつれて、犬の群れと闘い、コロッセオにたどりついた。 居場所を確保したら、子猫たちに乳を与えなきゃ。 ミランダは、檻に取り残されていた雌ライオンと取引した。 檻から出してあげるかわり「自分を食べないこと、子猫たちに乳を与えること」 若葉― そっか、母乳主義っていっても、33匹の子猫それぞれのお母さん猫が見つかるまで待てないもんね。 三太― テラさんのおかーさんに孫が二人いっぺんに生まれたんだと。 新米バアチャンの誕生だ。 新米ママが双子の授乳に奮闘してるんで、 新米バアチャン、おかあに訊いた 「ユンケルなどは飲ませても大丈夫でしょうか?」 おかあ― 「ユンケル」? 私、飲んだことない。(※2) 『祖母力』(※3)にも、書いてなかったし。 三太― おかあ、とりあえず、返信した 「授乳中に飲むことの是非は、私にはわかりません。 お役に立てず、ごめんなさい。」 それから、ネット検索して、ほとんど漢方薬みたいなものなんだ、って確かめてから、薬屋さん行って、388円出して「ユンケル」1本、買ってきた。 恐る恐る飲んでみる。 実験精神をたたえてやろう。
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